インドネシア ジャカルタの治安が心配な人へ!注意すべき8つのこと

インドネシア首都ジャカルタは、同じインドネシアでもバリ島と比べ、
デモやテロもある治安が悪く危険な地域だと考えているのではないでしょうか。

一昔前は東南アジアの危険な国ランキングNo1をマニラと争っていましたが、
実際に観光に来ると思っていた程ではなかったなどの声も耳にします。

しかしここは海外の発展途上国
事前情報(特に女性の一人旅などは)をしっかりと揃えておくことをオススメします♪

 

インドネシア、特にジャカルタは危険な国(都市)というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
私もジャカルタに訪れる前はそういったイメージを持っていました。

 

実際、一昔前のジャカルタは、マニラと並ぶアジア最悪の治安で
道を歩くこともできなかったなど、本当に危なかったそうです。。。
特に20年前のジャカルタ暴動の際には命辛々逃げ出したなどの声もお聞きします

 

そんなインドネシアの首都ジャカルタですが、初の民間からの大統領が出るなど近年劇的な変化を遂げています
私は2013年にジャカルタに赴任しましたが、
たった数年前なのに、街の明るさもニュースもガラッと変わったと感じます。
例えば、整備されてキレイな道が増えた、物乞いの数が減った、強盗事件を聞く数が減ったなどです。

 

とは言え、「危険な国」という表現が適切かどうかは置いておいて、
危険な状況・場面に遭遇するリスクは日本よりも各段に高いです。

私も赴任当初は周囲の人たちから気をつけるように言われました。

携帯電話を盗まれたり、タクシーでぼったくられたり、金銭に関わる被害ならまだ良いですが(良くないですが・・)、
実際に日本人が被害に遭う悲しい事件も起きています。

※ここではあえて記載は致しません

 

こうした被害を100%完全に防ぐことは難しいですが、被害に合わないように、
デモ情報など事前に情報を得たリ、備えることで可能な限りリスクを抑えることはできます。

 

ここでは当然の事と言えば当然のことかもしれませんが、
『インドネシア ジャカルタの治安で注意すべき8つのこと』をご紹介致します。

 

インドネシア ジャカルタの治安が心配な人へ!注意すべき8つのこと

 

相手を怒らせない・刺激しない

もし拘束されたり、襲われたりなど、
危ない目にあった場合には、相手を怒らせたり刺激することはしないで、
密室など孤立した場所は避け、なるべく公の場で周囲の人の目に入るようにしましょう。

※インドネシア人はキレやすい民族としても有名らしいです。。
実際ホワイトカラーの人でも、普段はすごく良い人なのに、スイッチが入ると別人のように怒ります。
ローカルメディアでも、喧嘩で相手が死ぬまで殴ったなど、おいおい、、という記事も出ています。。
注意しましょう

 

これは、暴漢や物乞いなどの犯罪の他に、警察も該当します。
日本とは異なり、警察は危険から助けてくれる良い事ばかりではありません。
私のイメージでは、むしろ警察の方が危ないと思っています。

日本と異なり、空港や街で軍隊が銃を持って警備していたりします
地元メディアのニュースでも、警察が犯人が抵抗したので発砲したなど、、出ていますが、
本当に抵抗したのかどうかは正直不明です・・死人に口なしです・・・
万一の際には絶対に抵抗しないで、少しでもリスクを減らしましょう。。。

深夜に一人で出歩かない

当り前と言えば、すごく当たり前のことですが、
日本だと、飲み屋の閉店時間まで飲んで、
遅い時間でも、酔っぱらって歩いて家まで帰っても全然平気な感覚ですよね?

それは、日本が平和だと言うことなので、良いことかもしれませんが、
海外、特に東南アジアでは通用しない国・都市の方が多いと思います。
ジャカルタもそんな都市の一つです。

酔っぱらってタクシーに乗り、寝てしまい身包みを剝がされたなど、
実際に体験された方からお話しを聞いたこともあります。。
命があって本当に良かったと思います・・

深夜と言わず、女性の方は日が暮れたら、
路上の独り歩きは避けられた方が良いと思います。

特に日本人はお金を持っていると思われていますので、
ひったくりや痴漢などは、ちょっとした距離でも起こっているようです。。

もし夜に移動する場合には、歩いて行けるような距離でも
お車での移動をオススメします。

 

デモには近づかない

インドネシアの特にジャカルタでは頻繁にデモが起こります。

賃上げのデモだったり、宗教関係、政治関係のデモだったりします。
参加の多くはお金で雇われている人みたいですが、
たまに警察や軍隊が出動する事態になることもあります。

何があるかわかりませんし、宗教関係(政治関係?)のデモなどでは、
政治家がイスラム教を冒涜したなどという理由でデモ起こります。

裏には政治が絡んでいるのかもしれませんが、現場にいる人たちには様々な人がいます。
日本人はイスラム教の方は少ないですし、中国人にも似ていますし、何が刺激を与えるかわかりません。

そういったデモの場はなるべき避けることをオススメ致します。

 

また、デモなどの最新情報は在インドネシア日本国大使館のホームページで確認できます♪
http://www.id.emb-japan.go.jp/jakarta.html

パスポート・ビザは必ず帯同する

『日本とは異なり、警察は危険から助けてくれる良い事ばかりではありません。』
と書きましたが、これはほぼ警察・イミグレーション対策です。

市内の大通りやビジネス街を中心に警察が労働VISAのチェックをしています。
不正な外国人労働者を取り締まるというよりは、完全にお金目的です。

特にレバラン(イスラム断食明け大祭)前は、活動が活発です。。
何でも警察1人1人にノルマがあるのだとかないのだとか・・・笑

実際に何人も徴収されたり、イミグレーションに送られたりした方はいるようです。
金額も数万円単位は軽く取られるそうです

特にブロックMなど夜の歓楽街のカラオケ店やクラブなど
外国人の多く行くエリアは狙われている印象です。
こういった場所で取り締まりを受け、ビザを持っていないと徴収される金額も跳ね上がるようで、
過去に100万円ほど徴収された人もいるのだとか・・・マジで笑えない金額です・・

くれぐれも、(出張などの際には特に)、
VISAの取得とパスポートと共に持ち歩かれることをオススメします。

 

リュック・鞄は前に抱えてもつ

混んでいる場所や道路を歩く際などは、
リュックなど鞄は前に抱えて持つことをオススメします。

これも日本ではあり得ないことですが、
電車やバスの中など、普通にスマートフォンなどを盗まれます。。

特に日本人はiPhoneの使用率が多いと思いますが、
iPhoneはスマートフォンの中でも高級なので狙われやすいです。
鞄のサイドポケットや旨ポケットに入れておくのも避けた方が良いと思います。

実際に私の友人も、朝、大通りを歩いていたら後ろを歩いている人に携帯を盗まれかけましたし、
インドネシア人スタッフでもバスで居眠りしていたら携帯を盗まれたそうです。

他にもひったくり対策として、道を歩くときは鞄や財布などは道路側にしない、
財布や携帯など貴重品は裸で持ち歩かない、など気を付けた方が良いと思います

 

人前で大金を見せない

『大金を見せない』と書きましたが、これは日本とは少し感覚が違うかもしれません。
ここでいう大金とは、インドネシアのローカルの方にとっての感覚です。

日本人からすると大金と聞くと、数百万円・数十万円をイメージしますが、
インドネシアでは、大卒の新卒社員の初任給がだいたい日本円で3万円くらいですので、
5万円や6万円と言ったお金は十分日本人の数十万円といった感覚になります。

事実、1万円をATMで卸して、財布などにしまわないでATMを出たら狙われ、
そのまま盗まれたなどという話も聞いたことがあります。

お店の店内や道端などでも、店員さんや歩行者に
悪い考えを起こさせない、スリ対策としてなど
万を超えるお金は見せびらかなさいことをオススメします。

 

タクシーはブルーバードタクシーを使う

インドネシアのタクシーは日本と比べると基本的に安いです。

例えば空港からタクシーで市内まで来るのは渋滞がなければ30分の乗車で1,500円程ですし、

ジャカルタ市内での移動であれば、500円あれば大体の場所には行くことができます♪

 

しかしそんなタクシーですが、利用の際には気をつけることがあります。

一番気をつけることは白タクです。他の海外と同じかもしれませんね。

 

近年聞かなくなりましたが、白タクに注意するのは、お金のぼったくりだけではありません。

それはタクシー強盗です!

少し考えづらいですが、何とタクシーの荷物入れに人が入っていて、後部座席に入ってきます。

私が地元メディアなどで聞いただけでも、2014年辺りには年に数件日本人が被害に遭われています。

 

もちろん、100%防げるわけではありませんが、そんな白タク被害に遭わない為にも、

タクシー利用の際にはGPS完備の大手タクシー会社のブルーバードタクシーをオススメします。

ジャカルタでのブルーバードタクシーの乗り方! の記事はこちら

 

水道水は飲まない

日本以外の他の海外でも同様だと思いますが、基本的に水道水は飲めません。
ホテルやアパートメントなどもほとんどが井戸水を利用しているそうです。

住んでいるインドネシア人も日本人も飲み水はミネラルウォーターを買って生活しています。
600mmのペットボトル一本が30円~40円程度ですし、ウォーターサーバータイプ(ガロンと呼ばれています)なら、
何リットルも入って200円程度で日本に比べると安価に購入できます。

数日特に予定もなく、お腹を壊すリスクを負ってでも水道水を飲みたいという方は別ですが
水道水を飲むことは基本的にはオススメしません。

かと言って、稀に日本人の方で、
皿洗いや歯磨きまでミネラルウォーターでするということを聞くと、
それはちょっと。。。と感じることもあります笑

また、食べ物においても、
当り前ですが、変なにおいがするなど、衛生的にまずそうなものは避けた方がいいです
最近では随分減りましたが、日本食レストランでも、食あたりをすることがありました・・
日本とは違いますので、お店を信じすぎず、ご自身で見極めるしかないです

 

万一の為に。。。

1万円くらいは財布に入れておきましょう。
もし警察に呼び止められたときや不測の事態など、お金で解決できることもあります。
実際に私もお客様と同行していた際に警察に呼び止められましたが、
お客様はビザを取っていましたが、帯同していないという理由で、お客様をイミグレーションに連れていかれそうになりました・・・
その際は、2,000円程度ですが、警察に手渡しすることで事なきを得ました。。
無事に済んだので良かったですが、生きた心地がしなかったですね・・・笑

幸い経験したことはないですが、
強盗などの際にもお金を所持していれば役に立つことはあるかもしれません

 

緊急時はやはり日本国大使館への連絡が一番でしょう。

日本国大使館 の連絡先

Tel: +62-21-31924308 (代)

http://www.id.emb-japan.go.jp/about_jp.html

 

最後に、

インドネシア人は本当に気さくで優しい方が多く、
私自身も何度その優しさに救われたかわからず、本当に感謝することがたくさんあります。

しかし、その一方で日本人が被害に遭うケースもあり、金銭的な被害だけでなく最悪の場合は死に至ります。

普段の生活の中では、命の危機を感じるような場面には早々出くわしませんが、
日本のように平和ボケ(良いことか悪いことかわかりませんが・・)していても、被害に遭わないような場所でもないです。
色々と記載させて頂きましたが、嫌な思いをしない為にも、
気を引き締め、ご自身の身はご自身で御守りされることをオススメ致します。


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